2015-10-12

Nintendo World Storeのスプラトゥーン展!

※今日のブログはいつにもまして読者のみなさん置いてけぼり感がありますのでご注意ください。

任天堂のスプラトゥーン、5月末の発売日に入手してからずっとやっている。そのわりには全然上手にならないし、いまだにガチマッチ(知らない人のために書いておくと、ガチな人が集まるやっつけあいのルール。色を塗り合うだけのルールもある)は怖くてほとんど入れない。だって下手だと「地雷」とか呼ばれるんだよー。こわいじゃーん。ただただ塗るのはたのしい。けど、やっつけられると悲しい。

このゲーム、とにかくアートワークが優れている。キャラクターはかわいいけど媚びすぎてない。色を塗ったり攻撃するためのブキだったり、洋服とか靴のギアもおしゃれだし、ついでに言うと音楽もとってもスタイリッシュ。そんなスプラトゥーンのアートワーク展がニューヨークのNintendo World Storeでやっているというので、さっそく行ってみた。

店舗2階の湾岸戦争を生き延びたゲームボーイとかが飾られている一角にコーナー発見!

スプラトゥーンはイカが主人公なのだが、その起源はお豆腐で(!)、さらにそのあとウサギになったそうである。で、そのウサギのデザイン。…か、かわいい。このまま何かに使えそうなクオリティの高さ!かなり最初の段階で現在のデザインのアイディアが出ていたんだなあということがわかる。(タヌキとかキツネ)

こちらもウサちゃんデザイン。か、かわいい…。ウサギ好きとしてはたまらない。左下はあるステージを思わせる絵である。

次のコーナーでイカが登場。う、おしゃれ感あるけど、あんまりかわいくない。。。右下はなんか見たことあるキャラクターに似ている。


続いてキャラクターの原画に!きゃああああージャッジくんかわいい!!!まんなかの数字にはさまれているやつ、アイディア段階では結果発表はこんな感じにする予定だったんだろうか。



メインキャラクター男女の絵。これを見てわたしは「絵…うまいね」という当たり前すぎる感想をこぼしてしまった。この他にもこのデザインに至るまでの紆余曲折が展示してあって(写真撮り忘れた…)、なんというか、プロってすごい、とこれまた当たり前すぎる感想を抱いたのであった。

ゲーム内のアイドルグループ、シオカラーズのラフ絵もあった。アタリちゃん(左)だけだったけども。

これはパッケージの案だそう。これがこうなりました。↓



amiiboの原型も!

こんなオサレな絵がたくさん並ぶ中、異彩を放っていたのがこの魚拓ならぬイカ拓。きちんと横に「イカ拓とは」という説明が書いてある。

さてこのコーナー、アイディア画がこれでもか!というくらい置いてある中に、関係する「社長が訊く」のエピソードも展示されている。Iwataという文字を見るだけで泣ける…このゲームに携わった人たちの思いが絵や「社長が訊く」の抜粋からひしひしと伝わってきて、この記事を書くに至ったのである。

で、ついでにスプラトゥーンのTシャツとかないかなーと思ったのだが、これともうひとつ、子供用のピンクのイカがプリントされたものしかなかった。うーん、タコ派としては買うべきだったか?でもどうせならガチホワイトがほしいし…

ともあれもうちょっと上手になりたいので今日も練習、練習!

2015-10-04

連載終了した漫画もまとめてみる

先週、気づいたらKindle本が788冊になっていたので読んでいる連載中の漫画をまとめたところ、友人から、「連載終了した漫画もまとめて」というリクエストがあったので、さっそくまとめてみる。

しかし、先週788冊って言ってたのに、今見たら、825冊になっている。ああ、「○巻まで無料」やら、角川セールやら、本当に恐ろしい。ということではじめまーす。全部読んだけどうーん…ってやつは除いてみた。

◆ ◆ ◆

■荒川弘
・鋼の錬金術師

世の中ではやっていたのはきっと10年以上前なんだろうけど、今更読んで感動した。舞台は産業革命くらいのイギリス?少年漫画のテンポのよさと爽快さをあわせもちながら、わくわくする冒険の中にいろいろな形の愛情の話が出てきて泣ける。

■池辺葵
・縫い裁つ人

祖母から受け継いだ小さな町の洋裁屋さんを切り盛りする女性が、洋服作りを通して町の人の人生に触れていく。こういうところがあって、のんびりした時間が流れていたらいいなーと思うくらい、現実離れしているような。影響されやすいわたしは、こういうのを見るとすぐに洋服を作ってほしくなってしまう。ちょっとラブ要素もありますぜ。

■清水玲子
・秘密-トップ・シークレット-

脳の中の映像を再生できるスキャナーが開発され、警察庁の特別チームがその技術を駆使して凶悪事件の解決を目指す…というSF。超絶頭の切れる薪に新人の青木がくっついて事件を解決していくんだけど、とにかく伏線がすごい。映画化も決まってるみたいですな。ちょっとスプラッタな場面もあるので苦手な方は気をつけてー。

■東村アキコ
・かくかくしかじか

東村さんの自伝。美大への入学を目指して師事した先生との交流を中心に、高校時代から漫画化になるまでの話が描かれている。あまりにも赤裸々というか、思い出したくもないような思い出を明かす作者の勇気に脱帽。しかし、若いころの根拠のない自信って、どこから来るんでしょうね…と読後に泣きながら赤面してしまったわたし。それが若さなのかな。ということで、若者の失敗やら無礼を許せる大人になりたいと思った。

・ママはテンパリスト

ひとことで言えば育児漫画なんだけど、本当におもしろい。子育てってもちろん楽しいことばかりじゃないだろうけど、大変なことをおもしろさに昇華させている。これも「かくかくしかじか」同様、作者が私生活を隠さずにがっつりさらけ出してるところがすごい。勇気いるよねえ…

■森永あい
・山田太郎ものがたり

だいぶ古い&紙で持ってるのにKindleで買ってしまった…ドラマにもなっていたので知っている人もたくさんいるかもしれないけど、容姿端麗、頭脳明晰な名門私立高校に通う主人公が実は超貧乏という話。「みんなにいつ貧乏だってばれちゃうんだ!」とひやひやしつつ、思い込みの激しい人ばっかり出てきてとにかく笑える。

・キララの星

有名な女優と、そのマネージャーの間に生まれた主人公の女子高生が、ひょんなことから父が始めた芸能事務所を立て直すことに。超地味なクラスメイトの男子がメガネを取るとものすごいイケメンだったので、巨額の借金を返すために事務所にスカウト、芸能界で注目されていく…という書いてみるとものすごいこてこて少女漫画なんだけど、ギャグがやっぱり笑える。が!終わり方が唐突でかなしい…もっと読みたかったなー。

■大和和紀
・あさきゆめみし

もう説明不要だろうけど、源氏物語のコミカライズ版ですよ!源氏物語大好きだったわたしが大人になるまで触れなかったのが不思議だ。あまたの女性たちの言葉は現代人にも響くものあり。しかしほんとに光源氏ってどうしようもないよなあって思うんだけど、どこかに同情の余地があるんだろうか。それとも「ただしイケメンに限る」的な教訓なんですかね…?

◆ ◆ ◆

以上!今回はちょっと厳しめにKindleで持っているものの中からおすすめを選んだのでかなり数が少なめだった。でも何か忘れていそうな気がするし、今後もきっとKindle本は増殖するだろうから、随時更新ということにしておきたい。